3Dプリント依頼におすすめの業者10選【2025年最新版】
3Dプリンターによる試作や部品製作を外注したいが、「どの業者に頼めばいいのか分からない」「価格や納期の相場はどれくらい？」と悩んでいませんか。近年、3Dプリント代行サービスは数多く登場しており、用途や素材、サイズによって価格帯も様々です。この記事では、製造業の担当者向けに2025年最新版のおすすめ3Dプリント外注サービス10社を厳選して紹介します。各社の対応素材・価格帯・納期・サービス内容を比較し、後半では3Dプリントサービスの価格相場と算出方法、業者の選び方、そして依頼するメリット・デメリットについて詳しく解説します。ビジネスで役立つ実用情報を盛り込んでいますので、ぜひ参考にしてください。
B’full（ビーフル）
B’full（株式会社Bfull）は、大型光造形方式（SLA）の3Dプリンターを22台（うち800mm角の超大型機18台）も保有する国内最大級の出力センターです。その圧倒的な生産能力によって低価格と短納期を実現しており、プロトタイピング用途に最適なサービスです。自動車メーカーも認めた高品質な造形技術でリピート率95%以上という実績があり、単品の試作から数百個単位の小ロット量産まで対応可能です。
対応素材は主に光造形用のエポキシ系樹脂（ABSライク樹脂）で、ホワイトや透明など複数のレジン材料から選択できます。仕上がりは高精細で表面も滑らかになるため、試作品だけでなく外観検証用モデルやフィギュア造形にも適しています。また、塗装やコーティングなどの後加工サービスにも対応しており、たとえば自動車部品モデルを黒塗装で仕上げることも可能です。
価格は公式サイト上で参考例が公開されており、例えば**車のグリル（51cm×12cm×11cm、樹脂製）**なら約3.2万円～、大型筐体（52cm×16cm×71cm）でも約15.8万円～と、サイズの割に比較的リーズナブルです。納期は最短当日出荷～（造形物の大きさや数量による）で、大型モデルでも1週間程度、簡易なものなら数日で納品されます。また日本全国送料無料で対応しています。
B’fullは特に「安く速く高品質な試作品を作りたい」というニーズに応えてくれるサービスです。光造形ならではの精巧な造形と、自社工場による安定供給で、製造業の試作プロジェクトを強力にサポートしてくれるでしょう。
DMM.make
DMM.makeは、大手DMMが提供するオンライン完結型の3Dプリントサービスです。特徴は何と言っても対応する素材の豊富さで、樹脂や金属、石膏フルカラー、ナイロンなど計32種類もの素材から出力方式を選択できます。自社内に最新設備のプリントセンターを持ち、専用サイトに3Dデータをアップロードするだけで自動見積もり～注文まで完了する手軽さも魅力です。データチェックもオンライン上で行われ、エラーがなければそのまま造形に進むシンプルなワークフローになっています。
価格は素材や造形サイズによって異なりますが、DMM.makeのWeb見積もりではアップロード後1分程度で概算費用が表示されるため、試算しやすいです。また日本全国送料無料で配送してくれる点も地味ながら嬉しいサービスです。納期は素材によって変動しますが、国内設備で生産されるため比較的迅速です。最短3日で出荷可能な短納期オプションもあり、急ぎの試作にも対応できます（※一部素材ではもう少し日数がかかります）。例えば一般的な樹脂素材なら5日前後、金属造形の場合は2週間程度を目安にするとよいでしょう。
DMM.makeは「とにかくいろいろな素材で造形してみたい」「特殊素材の試作を外注したい」という場合に最適です。アクリルやゴムライク樹脂はもちろん、金属粉末焼結によるステンレスやチタン造形、石膏素材によるフルカラーモデルなど、他では扱いの少ない素材にも対応しているため、用途に応じた最適な出力方法を選べます。大手サービスらしくサポート体制も整っており、初めての外注でも安心して依頼できるでしょう。
3Dayプリンター
3Dayプリンターは、「3Dが、3日で目の前に！」をキャッチコピーに掲げる
3Dプリントサービスです。その名の通り標準3日以内での納品を基本としており、スピード重視で試作したい場合に非常に心強い選択肢です。モデルデータを送信すると平均3時間ほどで見積もり結果が返ってくる迅速な対応で、OKなら即造形開始と無駄がありません。もしさらに急ぎの場合は翌日納品も可能としており、展示会直前などタイトなスケジュールでも間に合わせてもらえる柔軟さがあります。
スピード対応を支える秘訣は、3Dayプリンターが全国の提携工場ネットワークを活用している点にあります。200社以上のパートナー企業と連携し、常時400台以上の3Dプリンターを稼働させているため、大量注文や深夜の造形にも対応可能です。扱うプリンターも家庭用の安価な機種から産業用のハイエンド機まで幅広く、造形物の要求精度や予算に合わせて最適な機種を選定してくれます。細部までこだわる高品質造形には高精細機を、コスト重視なら比較的安価な機種を使うなど柔軟に対応してくれるため、品質と価格のバランスを調整しやすいのもメリットです。
対応可能な素材も樹脂（PLA/ABS系）から光造形レジン、フルカラー樹脂、金属粉末まで非常に幅広いです。見積もり時に材料や仕上げの希望を伝えれば、最適なプロセスを提案してもらえます。納期重視とはいえ品質面もプロ仕様で、表面の塗装や磨きなど後加工オプションも用意されています。例えば研磨仕上げや塗装を依頼することも可能ですが、その場合は+1～2日程度のリードタイムと追加費用が発生します。価格については造形内容次第ですが、急ぎの案件では多少割高になる傾向があります。ただ、それでも**「早く確実に試作を受け取りたい」**ときには代えがたいサービスと言えるでしょう。
RICOH
RICOH（リコー）は、カメラや複合機で有名な大手メーカーですが、その高い技術力を活かして3Dプリンター出力サービスにも参入しています。大企業らしくサービス内容が充実しており、公式サイト上で対応材料や価格が一覧表で明示されているため非常に分かりやすいと評判です。材料毎の造形方式や物性値、参考価格まで公開されており、「問い合わせてみたら想定外に高額だった…」といったミスマッチを避けやすいのが利点です。
リコーのもう一つの強みはオプションサービスの豊富さです。他社では別途手配が必要な工程までワンストップで対応できます。例えば造形後の**「仕上げ加工」**では、研磨や塗装などの処理を製品に施してもらえます。試作品をそのままプレゼンテーションに使いたい場合や、最終製品に近い外観・手触りを求める場合に、こうした後処理まで任せられるのは大きなメリットです。他にもリコーは長年の製造ノウハウを活かした技術コンサルティングも提供しており、造形データの改良提案や適切な材料選定のアドバイスなど、単なる出力代行の枠を超えたサポートが受けられます。
対応素材は汎用樹脂はもちろん、フルカラー樹脂造形、石膏、金属（DM方式）など多岐にわたります。見積もり依頼後のフローは他サービスと同様で、3Dデータを送って確認・合意後に造形開始となります。納期は造形方法によりますが、一般的な樹脂であれば1週間前後が目安です。表面仕上げや塗装込みの場合はプラス数日かかります。費用は高品質な分やや割高になるケースもありますが、「信頼性重視で確実に良いものを作りたい」企業にとって安心して任せられるサービスと言えるでしょう。
Kinko’s
Kinko’s（キンコーズ）は、ビジネス向けの印刷代行で知られるサービスですが、実は3Dプリント出力サービスも提供しています。全国の店舗網を活かし、「店頭持ち込みで相談しながら依頼できる」という他社にはない利点があります。発注方法はWebサイトの入稿フォームからデータ送信する方法と、店舗にデータを持ち込んで専門スタッフに相談する方法の2通りが可能です。3Dプリント初心者にとっては対面で質問しながら進められる安心感があり、社内にノウハウが無い場合でもスムーズに利用できます。
初めて依頼する人向けに案内チャートを用意しているのもKinko’sの親切な点です。公式サイトには「造形物のサイズは？用途は？素材はどれを選べば？」といった迷いがちなポイントを整理できるフローチャートが掲載されており、そのとおりに進めれば希望に合った注文内容が決まります。対応素材は主に**樹脂系（光造形レジンや石膏フルカラーなど）**ですが、大手ならではの広い調達ネットワークで、要望に応じて特殊素材の造形も仲介してくれます。
納期は素材ごとに明確に定められているのが特徴です。たとえば単色の樹脂造形なら約3営業日、フルカラー石膏造形なら約9営業日といった具合に、素材カテゴリーごとの標準リードタイムが公開されています。このため発注時点で完成予定日を予測しやすく、スケジュールを立てやすいでしょう。価格帯は造形法とサイズ次第ですが、小型モデルで数千円～、大きめでも数万円程度が目安です。店舗受け取りも可能なので、急ぎの場合は完成次第引き取ることもできます。
Kinko’sは「対面サポートで安心して依頼したい」場合や、「社内に3Dプリントの知見がなく手取り足取りサポートが欲しい」場合に適したサービスです。全国展開の信頼感と明瞭なサービス体系で、初回利用でも戸惑うことなく注文できるでしょう。
JMC
JMCは、産業用試作サービス大手であり、高精度な3Dプリント出力を得意とするプロ集団です。年間2,800件以上もの造形実績があり、自動車業界をはじめ様々な製造業から依頼を受けてきた経験を持つため、プリント技術はトップクラスです。樹脂造形はもちろん、金属3Dプリント（粉末積層造形）や鋳造用原型製作など幅広い工法に対応しており、「他社で断られた難しい案件でもJMCならできた」という声もあります。
スピード面でも優れており、自社工場は年中無休で稼働しています。見積もり回答も原則1時間以内と非常に迅速で、問い合わせから納品までのリードタイム短縮に徹底して取り組んでいます。短納期案件の場合、深夜や週末も含め連続稼働で対応してくれるため、緊急試作にも頼りになる存在です。実際に最短翌日出荷の実績も多数あり、「月曜にデータを送ったら水曜には出来上がった」というケースもあります。
JMCの対応素材は、樹脂（ナイロン粉末造形や光造形、FDMなど各種）、金属（アルミ、ステンレス、チタン等の粉末焼結）から石膏フルカラー、さらには真空注型や切削加工による製品製作まで多岐にわたります。オプションサービスも豊富で、塗装やメッキ、ねじ切り加工など仕上げまで一貫して依頼可能です。例えばモックアップモデルに金属光沢を与えるアルミ真空蒸着や、造形品を原型としたウレタン樹脂の小ロット複製（真空注型）など、単なる「プリントサービス」の枠を超えた製造ソリューションを提供しています。
費用は高品質ゆえに安価ではありませんが、試作品の完成度や寸法精度を最優先する場合には最有力候補です。製造業の要求水準を熟知したエンジニアが案件を担当してくれるため、安心感と仕上がりの確実さがあります。難易度の高い精密部品の造形や、機能部品の強度検証用試作など、「失敗が許されない」プロジェクトで頼れるサービスと言えるでしょう。
SOLIZEオンライン3Dプリント
SOLIZEオンライン3Dプリントは、株式会社SOLIZE（ソライズ）が運営する老舗の3Dプリント出力サービスです。25年以上もの長い実績があり、工業製品から医療模型、自動車部品まで幅広い業界との取引経験を持つ、文字通り3Dプリントのパイオニア企業です。そのため造形ノウハウが豊富で、初めて利用する企業に対しても適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
SOLIZEオンライン3Dプリントのサービスは徹底的にユーザーフレンドリーです。Web上で3Dデータをアップロードすると、自動で造形可能性のチェックと見積もりが行われるシステムを備えています。データに問題がなければ、発注手続きまで最短3分程度で完了し、造形品は最短3日で発送されます。この「発注まで最短3分・発送まで最短3日」というコンセプト通り、複雑な手続きを感じさせない手軽さが魅力です。
対応素材・方式も、SOLIZEグループの技術力を活かし多岐にわたります。樹脂の光造形や粉末焼結はもちろん、金属造形やフルカラー樹脂にも対応可能です。初回利用者には利用料金10%OFFの割引があり、さらにリピート利用でも10%OFFが適用されるなど、継続ユーザーに嬉しい特典もあります。学生向けの学割プランも用意されており、研究用途の試作にも活用しやすい料金設定です。
料金は造形法・材料の実費ベースですが、他社と比べ標準的な水準です。むしろ初回割引等を考慮すると割安に利用できるケースもあります。納期も標準は4～5日程度と早めです。SOLIZEオンライン3Dプリントは「経験豊富な安心感と充実したサービスを重視する方」に適した業者です。3Dプリント創世記から積み上げたノウハウに基づく確かな品質と、ユーザー思いのサービス設計で、依頼者の期待に応えてくれるでしょう。
ツクルス
ツクルスは、2007年から運営されている老舗の3Dプリントサービスで、ABS樹脂素材の造形に特化して高品質な出力を実現している点が特徴です。FDM方式（熱溶解積層）によるABS造形に長年取り組んできた実績から、造形精度の高さと安定した品質に定評があります。使用しているのはStratasys社の業務用FDMプリンターなど、溶解ABS造形のトップクラス機で、サポート材も60℃の温水で溶解できる専用素材を使用するため、細部まで綺麗に仕上がるのが利点です。
ABSは強度と耐熱性に優れ、機能検証用の試作部品として需要が高い材料です。ツクルスではそのABS造形ノウハウを活かし、「肉厚○mm以上でないと変形しやすい」「この形状ならサポート配置はこうする」といった実践的なアドバイスも提供してくれます。単にデータをそのまま造形するだけでなく、必要に応じて造形成功率を上げるための調整提案を受けられるのは、経験豊富なツクルスならではのサービスです。
また、関連サービスとして3Dスキャンや造形コンサルティングも行っており、一貫して試作をサポートできる体制です。例えば現物部品を3Dスキャンしてデータ化し、そのままABSで複製品を作る、といった依頼も可能です。費用はABS造形に特化しているぶん比較的低く抑えられており、小型部品なら数千円～、大きな筐体部品でも数万円程度で造形できます。納期は通常5～7日ほどですが、造形予約状況によってはさらに短縮できる場合もあります。
ツクルスは「ABS樹脂で高精度な試作パーツを作りたい」というニーズにマッチした業者です。長年の実績による蓄積データと職人的なノウハウで、寸法精度が重要な機械部品の試作や、ABS特有の質感を必要とするモデル製作において心強いパートナーとなってくれるでしょう。
COCONARA（ココナラ）
COCONARA（ココナラ）は他のサービスとは少し趣が異なり、スキルシェアプラットフォーム上で提供される3Dプリント代行サービスです。ココナラでは、3Dプリント出力を請け負う個人・副業の出品者が多数登録しており、依頼者はその中から希望に合う出品者を選んで直接やり取りを行います。いわばマッチング形式の3Dプリント依頼であり、価格や納期、対応内容は出品者ごとに様々です。
この形式のメリットは、価格が比較的安い傾向にあることです。法人サービスと異なり大きな間接コストがないため、小型の造形物であれば数百円〜といった格安で請け負ってくれる個人もいます。また、造形だけでなく3Dモデリング（データ作成）から相談できる出品者も多く、アイデアはあるがデータが作れないといったケースでもワンストップで依頼できる柔軟性があります。
一方で注意すべきは、品質や納期が出品者によってばらつく点です。個人のスキルや使用するプリンターの性能に依存するため、業者間で仕上がり品質に差が出るのはもちろん、連絡レスポンスや納期順守の面でも信頼度は様々です。評価システムやレビューが公開されているので、依頼前に過去の実績や評判をしっかり確認することが大切です。また企業秘密の試作など機密性が求められる案件では、守秘義務契約が結びにくいケースもあります。このようにココナラは万能ではありませんが、「とにかく低コストで試してみたい」「趣味の範囲で小物を作りたい」といった場合には非常に有力な選択肢となります。
利用する際は、複数の出品者から見積もりを取ったり、事前に完成品写真を見せてもらったりして、自分のニーズに合った相手を見極めると良いでしょう。適切な相手を選べば、驚くほど安価に高品質な造形物を手に入れられる可能性も秘めています。
3DTOWN
3DTOWN（スリーディータウン）は、有限会社TWINKLEが運営するサービスで、「業界最安値」を目指しているのが大きな特徴です。モットーは「安くて早くて簡単！」であり、その言葉通り低コストかつ手軽な3Dプリント代行を実現しています。造形には主に4K解像度のLCD方式3Dプリンターを使用しており、高精細かつ表面の滑らかな仕上がりが得られます。特にフィギュアや模型など細部の表現が重要な造形に強みを発揮するサービスです。
3DTOWNが格安サービスを実現できている理由の一つに、利用者自身にも協力を求めている点があります。具体的には、3DTOWNの指定するガイドラインに沿ってユーザー側で3Dデータのエラーチェックや最適化を行うことで、手間を省きコストダウンしているのです。多少のデータ修正作業をこちらで負担する代わりに、その分造形費用が安く設定されています。言い換えれば、データさえきちんと用意すれば非常にお得に利用できるサービスです。
価格は造形体積に応じた重量課金制を採用しており、小型造形物なら他社の半額以下になるケースもあります（1gあたり数十円～）。一方、大型造形や複雑な後加工が必要な場合は対応外となることもあるため、基本的には小～中サイズの光造形に適したサービスと考えるとよいでしょう。納期は通常3～5日程度で、こちらも比較的早い部類です。
さらに、3DTOWNにはユニークなサービスとしてオリジナルキャラクターのモデリング代行コースがあります。ユーザーのイラストやアイデアを元にプロの3Dモデラーがデータを制作し、そのままフィギュアとして造形して届けてくれるというもので、「自分のオリジナルフィギュアが欲しい」というニーズに応えています。製造業の試作とは少し異なる分野ですが、造形技術の応用例として注目でしょう。
総じて3DTOWNは、「とにかくコストを抑えて高精細な造形物を入手したい」場合に適したサービスです。他社で見積もりが高額だったフィギュア試作も、3DTOWNなら手の届く価格になるかもしれません。データ作成に多少手間がかかってもコスト優先というプロジェクトで、選択肢に入れてみる価値のある業者です。
3Dプリントサービスの価格相場と算出方法
各サービスの概要を見てきましたが、実際に3Dプリントを外注する際の価格相場はどのように決まるのでしょうか。3Dプリント費用は用途・材料・造形サイズなど複数の要素によって変動し、数千円から数十万円まで幅があります。さらに、データ作成費用や後加工オプション費用を含めたトータルの見積もりとなる点にも注意が必要です。ここでは、価格に影響する主な要因ごとに相場感と算出のポイントを解説します。
用途による価格の違い
3Dプリントサービスの料金は、造形物の用途によって大きく異なる傾向があります。例えば、見た目の確認や形状検証のための試作品（プロトタイプ）であれば、必要以上の強度や精度は求められないことが多く、比較的安価な材料・方式で造形されます。小型の簡易モデルなら数千円～1万円程度、大きかったり複雑だったりしても1万～3万円程度が相場です。
一方、実際に機械の機能部品として使用する実用部品や、医療用模型のように高精度が要求される用途では、強度・精度の高い材料や方式を使う必要があるため価格が上がります。小さなパーツでも1万円以上、大型または複雑な部品では5万～10万円以上になるケースも珍しくありません。このように試作・趣味用途なら安価に収まりやすく、機能部品や専門用途では高額になりやすいことを念頭に置きましょう。
材料による価格の違い
使用する材料（素材）も価格に直結する重要な要素です。材料自体の単価に加え、その材料に対応した造形方式のコストや、仕上がりの品質差も影響します。例えば、比較的安価なPLAやABS樹脂は試作や教育用途に適しており、小型造形なら数百円～数千円程度ですむこともあります。一方、ナイロン（PA）樹脂やカーボンファイバー強化樹脂など機能性の高い材料になると単価が上がり、造形物によっては数万円の費用となる場合もあります。
特に金属材料（ステンレスやチタン等）を用いた3Dプリントは高額で、数十万円に達することもあります。これは材料そのものが高価なうえ、金属粉末焼結用の設備コストや後処理工程が嵩むためです。フルカラー樹脂や石膏フルカラーなど多材料造形も、特殊なプリンタを使う分コストが高めです。用途に応じて適切な材料を選びつつ、材料ごとの大まかな価格レンジを把握して予算検討することが重要です。
造形サイズによる価格の違い
造形サイズ（プリントする物の大きさ）も価格を左右します。基本的にサイズが大きくなるほど材料消費量が増え、プリントに要する時間も長くなるため、コストは高くなる傾向があります。小型部品であれば数千円～1万円程度で済むことが多いですが、中型・大型になると数万円～数十万円に跳ね上がる場合があります。
また、大型造形では途中でサポート材を大量に使用したり、造形後の後処理に手間がかかったりすることも価格上昇の要因です。例えば高さ数十センチの一体造形を行う場合、出力に丸1日以上かかり、材料費・人件費ともに相応に必要となります。そのため「できるだけ予算を抑えたいがサイズは大きくしたい」という場合には、造形をパーツごとに分割して出力し後で組み立てる、といった方法でコスト調整を図るケースもあります。サイズと予算のバランスを考慮し、必要最小限のサイズで依頼することも検討しましょう。
3Dデータ費用
依頼時に3Dデータを持っていない場合は、業者にデータ作成（モデリング）を依頼することもできます。この3Dデータ作成費用は別途発生し、相場として数万円～と比較的高額です。例えば3Dayプリンターでスマホケースのデザインモデリングをお願いすると45,000円～かかるという事例があり、形状の複雑さや用途によっては10万円以上になるケースもあります。
これは専門の3Dデザイナーが工数をかけてモデリングするためで、造形そのものより費用が嵩むことも少なくありません。しかし、自社に3D CADリソースが無い場合にはデータ作成から任せることで一貫した効率的な制作が可能になります。外注する際は、見積もりに**「データ作成費」が含まれているか**を確認し、必要に応じてデータ支給に切り替えるなど調整すると良いでしょう。
3Dプリント費用
3Dプリント費用とは、完成した3Dデータを元に実際に造形する工程の費用です。前述のとおり材料種やサイズによって幅がありますが、目安として数千円から数十万円以上かかります。これは「3Dプリントサービスの価格相場」の冒頭で述べた通り、用途・材料・サイズで変動するため、一概にいくらとは言えません。
各社のオンライン見積もりや問い合わせを活用して、造形費用の概算を複数集めてみるのがおすすめです。例えば同じSTLデータでも、サービスAでは5万円、サービスBでは8万円という差が出ることもあります。造形方式の違いや内訳（材料費＋機器使用料＋人件費）が各社異なるためですが、相場の範囲内か見極めるには複数社比較が有効です。
オプション費用
造形したものをそのまま納品するだけでなく、様々なオプションサービスを用意している業者もあります。たとえば研磨や塗装などの仕上げ加工、透明樹脂のクリア仕上げ、組み立て・ねじ切り加工、寸法検査・3D測定レポートの添付などです。これら後加工や付帯サービスの費用も必要に応じて加算されます。
オプション費用の一例として、3Dayプリンターでは造形後の研磨や塗装をサイズ別に定額設定しています。小型・中型・大型のカテゴリごとに、研磨なら15,000円・30,000円・50,000円、塗装も同じく15,000円・30,000円・50,000円（小道具サイズの場合）といった料金です。造形物の大きさによって金額は異なりますが、この例からも分かるように、仕上げ加工を加えると数万円単位の追加費用が発生することがあります。
また、製作内容によってはオプション加工が必須となる場合もあります。たとえば金属造形品の応力除去焼鈍や、精密部品のサポート除去・表面仕上げなど、完成度を高めるために避けられない工程もあります。見積もり段階でオプション費用も含めたトータル金額を確認し、予算内に収まるか検討することが大切です。
ポイント
最終的な請求金額は、「3Dデータ費用」＋「3Dプリント費用」＋「オプション費用」の合算となります。それぞれの要素について事前によく確認し、不明点は業者に問い合わせて納得した上で依頼するようにしましょう。
3Dプリント依頼業者の選び方
数ある3Dプリントサービスの中から自社のニーズに合った業者を選ぶには、いくつか注目すべきポイントがあります。それぞれの業者ごとに得意分野や提供できるサービスが異なるため、以下の観点で比較検討すると良いでしょう。
対応素材
まず確認したいのは、その業者が自分の作りたい造形物に適した素材に対応しているかです。3Dプリントに使われる素材は樹脂・金属・石膏など多岐にわたりますが、業者ごとに扱える材料は限られています。たとえば「ABS相当の強い樹脂で造形したい」「ゴムのように弾力のある素材はあるか」「生体適合性のある材料は使えるか」といった用途に応じて必要な素材が決まります。
各社の公式サイトには対応素材一覧が掲載されている場合が多いので、希望する素材が選択肢にあるか事前にチェックしましょう。素材によって出来上がりの特性（強度、耐熱性、柔軟性、表面品質など）も変わります。対応素材が多ければそれだけ様々な種類のものを作成できる利点がありますが、逆に特定素材に特化したサービス（例えば金属専門、ABS専門など）はその分野で高度な品質が期待できるとも言えます。自社ニーズに合った材料を扱っている業者を選ぶことがまず肝要です。
納期のスピード
試作品の社内検証や顧客への提案に時間的余裕がない場合、納期の速さも重要な選定ポイントです。業者によって標準納期は様々で、簡易な造形物なら2～3日で発送するところもあれば、1～2週間程度要するところもあります。急を要する場合は短納期対応可能な業者を選び、逆に時間に余裕があるなら納期より他の条件を優先して選ぶ、といった判断になります。
注意したいのは、納期は素材や仕上げ工程によって変わる点です。例えば同じ業者でも、樹脂造形は3日だけど金属造形は10日、塗装を付けるとプラス2日といった具合に異なります。問い合わせ時に「○○までに欲しいが可能か？」と確認し、必要であれば特急オプションの有無も調べておきましょう。短納期対応は追加料金が発生する場合もありますが、納期厳守が最優先であれば検討する価値があります。
寸法精度
造形物の寸法精度（出来上がりの公差範囲）も業者選びでは見逃せません。試作品の用途によっては、多少寸法が狂っていても見た目確認には問題ない場合もありますが、嵌合部品や治具として機能させる場合には高い寸法精度が求められます。
一般的に、光造形（SLA）や粉末焼結（SLS）は比較的高精度（±0.1～0.2mm程度）に出力でき、FDM方式はやや精度が劣る（±0.3～0.5mm程度）と言われます。しかし最終的な精度は設備の調整やオペレーターの腕にも左右されます。業者のサイトに「精度±○mm」等の記載があれば目安になりますし、重要寸法がある場合は図面を渡してクリティカルな箇所の公差を伝えるのも手です。対応してもらえるか、測定データを添付できるかなど相談してみましょう。
寸法精度に定評のある業者（例えばJMCやツクルスなど）は、設備キャリブレーションや検査体制が整っています。過去の利用者レビューで「思ったより寸法誤差があった」「精度が高く組み付けに問題なかった」といった声も参考になります。自社の許容できる公差に見合った品質管理をしている業者を選定しましょう。
対応データ形式
業者にデータを入稿する際、そのファイル形式が受け付けてもらえるかも確認が必要です。3Dデータの形式はSTLやOBJをはじめ、STEP, IGES, 3MFなど数十種類ありますが、使用する3Dプリンターや社内フローによって対応可否が異なります。多くのサービスでは標準的なSTL形式が最もスムーズですが、CADデータ（STEP/Parasolid等）を直接送りたい場合もあるでしょう。
自社でデータを用意する場合は、「業者が対応しているファイル形式か」を事前に確認しておきましょう。対応形式はサイトのFAQや入稿ガイドに記載されています。不明な場合はSTLで出力しておくのが無難です。また、カラー造形の場合はVRMLやOBJ＋MTLなど特殊な組み合わせが必要なこともあるので、その点もガイドラインを読むなどして準備します。データ形式の不一致で再入稿…となると時間ロスになりますので、このポイントも忘れずにチェックしてください。
オプションサービス
依頼したい内容が造形だけに留まらない場合、業者が提供するオプションサービスの充実度も比較しましょう。例えば以下のようなサービスに対応しているかが挙げられます。
- データ作成代行: アイデアスケッチや2D図面から3D CADデータを起こすサービス。自社にCAD人員がいない場合に便利です。対応可否は業者次第なので、必要なら事前に相談しましょう。
- 仕上げ加工: 造形後の塗装・コーティング、研磨、組立、ねじ切り加工など。最終製品に近い状態まで仕上げてもらえると、自社での後処理工数を削減できます。リコーやJMCのように仕上げ対応が手厚い会社もあります。
- 複製加工（真空注型など）: 造形品をマスター型としてシリコーン型を作り、樹脂複製を少量生産するサービス。展示用試作品を数個ほしい時などに有用です。対応している業者は限られますが、JMCなどは対応可能です。
オプションサービスは業者ごとに強み・弱みがありますので、必要な工程が丸ごと任せられるかを確認しましょう。
依頼前に業者へ問い合わせて対応を確認
候補の業者が絞れてきたら、正式に依頼する前に問い合わせをして疑問点を解消することをおすすめします。メールや問い合わせフォームで構いませんので、「この素材で○○のサイズを作りたいが可能か」「仕上げに△△加工は対応してもらえるか」「〇日までに欲しいが間に合いそうか」など気になる点を確認しましょう。担当者の対応が親切かどうかもここで見極められます。返信が遅かったり要領を得なかったりするようなら、その後のやり取りも不安が残ります。一方、迅速かつ的確に回答してくれる業者であれば安心して任せやすいでしょう。
複数業者から見積もりを取得
前述のように、同じ内容でも業者によって価格や納期が異なるため、複数社から見積もりを取ることは重要です。一社だけに相談すると相場観が掴めませんが、二社三社と比較することで「この規模ならだいたい○万円くらいか」という感覚が見えてきます。その上で最も低価格な業者を選べばコストダウンに繋がりますが、もちろん価格だけでなく品質面も考慮する必要があります。見積もり比較では、提示内容（材料や造形法、納期）が自社の要求にマッチしているかも含めて判断しましょう。場合によっては多少高くても信頼できる方を選ぶのが得策なこともあります。
口コミや評判をチェック
最後に、実際にその業者を利用した他社の口コミや評判にも目を通しておきましょう。公式サイトに導入事例や顧客の声が載っていれば参考になりますし、SNSや掲示板、ブログ記事などで言及されている場合もあります。特に品質や対応について繰り返し出てくる評価は信憑性が高いです。「仕上がりが綺麗だった」「対応が丁寧だった」という良い評判もあれば、「問い合わせの返事が遅かった」「寸法が少し狂っていた」などの指摘もあるかもしれません。ネガティブな評判が多い業者は避けた方が無難ですし、一方で好意的な口コミが多ければ安心材料になります。
以上のポイントを総合して、自社の目的に合ったサービスを選定してください。対応素材・納期・精度・サービス内容のどれを優先するかはケースバイケースですが、問い合わせ対応の印象や他社の評判も含めて判断すれば、大きな失敗は避けられるでしょう。
口コミや評判をチェック
造形したものをそのまま納品するだけでなく、様々なオプションサービスを用意している業者もあります。たとえば研磨や塗装などの仕上げ加工、透明樹脂のクリア仕上げ、組み立て・ねじ切り加工、寸法検査・3D測定レポートの添付などです。これら後加工や付帯サービスの費用も必要に応じて加算されます。
オプション費用の一例として、3Dayプリンターでは造形後の研磨や塗装をサイズ別に定額設定しています。小型・中型・大型のカテゴリごとに、研磨なら15,000円・30,000円・50,000円、塗装も同じく15,000円・30,000円・50,000円（小道具サイズの場合）といった料金です。造形物の大きさによって金額は異なりますが、この例からも分かるように、仕上げ加工を加えると数万円単位の追加費用が発生することがあります。
また、製作内容によってはオプション加工が必須となる場合もあります。たとえば金属造形品の応力除去焼鈍や、精密部品のサポート除去・表面仕上げなど、完成度を高めるために避けられない工程もあります。見積もり段階でオプション費用も含めたトータル金額を確認し、予算内に収まるか検討することが大切です。
3Dプリント依頼のメリットとデメリット
自社で3Dプリンターを保有せず外部に造形を依頼することには、いくつかのメリットとデメリットがあります。それぞれを把握しておくことで、外注すべきか自前で行うべきかの判断材料になるでしょう。以下に代表的なメリットとデメリットを解説します。
メリット
高い完成度の造形物が得られる
3Dプリントを専門業者に依頼する最大のメリットは、自社では得られない高完成度・高品質の造形物を入手できることです。業者は高度な性能を持つ業務用マシンを揃え、造形に特化した熟練スタッフが操作を行います。個人利用の卓上プリンターでは難しい微細表現や大型一体造形も可能で、造形スキルも高いため失敗なく高精度に作り上げてくれます。例えば透明部品を気泡なく成形したり、複雑形状を寸法公差内に収めたりといったプロならではの品質が期待できます。複数個の追加発注にも迅速に対応してくれるため、品質と安定供給力の面で外注には大きな利点があります。
様々な素材から選択可能
外注すれば、自社では用意困難な多種多様な材料で造形できるのもメリットです。個人利用だとPLAやABS程度しか扱えないことが多いですが、業者ならアクリル樹脂、エラストマー（ゴム状樹脂）、ナイロン、カーボン混合材、金属、セラミック調樹脂、フルカラー石膏など、非常に幅広い選択肢があります。専門業者は材料メーカーとの繋がりも深く、最新素材や特殊素材の造形事例も豊富です。そのため製品に適した素材を複数候補の中から選べる自由度があり、より目的に合った試作が可能となります。「金属製の試作も試してみたい」「柔軟素材でプロトタイプを評価したい」など、自社プリンターでは難しい材料ほど外注メリットが大きくなります。
データ作成から完成まで丸投げできる
業者に依頼すれば、3Dデータの作成から造形完了まで一括して任せられる点も大きなメリットです。外注サービスの中には、アイデア段階のラフ図からCADデータ化し、それを造形して表面仕上げまで行って納品してくれるところもあります。自社内で人手や設備が不足していても、業者に丸ごと委託すれば完成品を受け取るだけで済みます。特に多忙な製造部門では、試作に手が回らない場合でもアウトソーシングで業務負荷を軽減できるのは利点です。もちろんデータ作成費用などコストは掛かりますが、その分社内リソースをコア業務に集中させられるという効果があります。複数部品のアッセンブリや塗装まで含め依頼できれば、完成した試作品をすぐ評価・活用できるため開発スピード向上にも繋がります。
デメリット
仕上がりが業者によって変わる
外注のデメリットとしてまず挙げられるのは、仕上がり品質に業者間でばらつきが出る可能性があることです。3Dプリントの出来映えはオペレーターのスキルや設備の調整状態によって微妙に変化します。経験豊富な業者なら問題少ないですが、そうでない場合は同じデータでも表面の荒れ具合や寸法精度に差が出ることがあります。「頼んだ業者によってクオリティがまちまち」というのは外注ゆえのリスクと言えます。また各社それぞれ得意ジャンルがあり、例えばフィギュア造形が上手な会社もあれば機械部品が得意な会社もあります。不得手なジャンルだと最新機材を持っていても精度が出ないこともあり得ます。したがって外注時は業者選定が非常に重要で、適切な相手を選ばないと期待はずれの仕上がりになる恐れがある点はデメリットです。
完成品を手にするまで時間がかかる
もう一つのデメリットは、実物を受け取るまで自社で直接作るより時間がかかる場合があることです。外注プロセスでは、データ送付→見積もり→発注→造形→発送という各工程を経る必要があります。特にデータ作成から依頼する場合、データ完成後に造形に入るためどうしてもタイムラグが生じます。社内にプリンターがあればその場で出力開始できますが、外注ではメールのやり取りや配送の時間分、完成までのリードタイムが長くなります。業者側も工程ごとに担当部署が分かれているケースが多く、社内回覧に時間を要することもあります。例えばデータ不備が見つかれば修正依頼で1日延びる、といったことも起こり得ます。特急対応サービスを使えばかなり短縮できますが、その分費用増となります。したがって「思いついてすぐ試作」というスピード感はどうしても自前より劣る場合があり、この時間的制約は外注のデメリットと言えます。
以上のメリット・デメリットを踏まえ、外注すべきかどうかを検討してください。造形頻度が高く短納期連発なら自社設備導入を検討すべきですし、年に数回で多様な素材を使いたいなら外注の方がコスト効率が良いでしょう。自社状況に応じて使い分けるのが賢明です。
まとめ
3Dプリントの外注サービスを活用すれば、専門知識や高額な設備がなくても高品質な試作や部品製作が可能になります。本記事では2025年最新版のおすすめ業者10社を、各社の特徴（対応素材・価格帯・納期・サービス内容）とともに紹介しました。加えて、価格相場の要因や業者選定のポイント、外注のメリット・デメリットについても解説しています。製造業の試作担当者にとって、「対応素材」「納期の速さ」「プリント価格」は特に重視すべき事項であり、本記事で挙げた比較ポイントを参考に最適なサービスを選んでください。
外注頻度が高くなってきた場合は、自社で3Dプリンターを導入するタイミングかもしれません。造形コストと内製化コストを比較しながら、最も効率的な方法を選択しましょう。とはいえ、最初の一歩としてはまず信頼できる業者に任せて試作を成功させることが肝心です。ぜひ本記事の情報を活用して、貴社の開発スピード向上と製品クオリティ向上につなげていただければ幸いです。各サービスの強みを上手に活かし、3Dプリントをビジネスに役立てましょう。
