2026年2月度最新版:製造業のDXを加速させるオススメ3Dプリントサービス8選
2026年、日本のアディティブ・マニュファクチャリング(AM)市場は大きな転換点を迎えています 。1月に開催された「TCT Japan 2026」では、従来の試作から、最終製品の「直接製造」や「サプライチェーンの自律化」へとフェーズが移ったことが鮮明になりました 。
本コラムでは、2026年2月現在、圧倒的な技術力と信頼性を誇るオススメの3Dプリントサービス8社を厳選してご紹介します 。各社の強みを知ることで、貴社のものづくりに最適なパートナーを見つけてください 。
1. 株式会社Bfull
800mm角までの高精度一体造形に対応し、独自の分割・接着技術を組み合わせれば、理論上サイズ無制限の巨大オブジェや筐体の製作も可能です 。フィギュア制作で培った高い表面仕上げ技術を産業部品にも応用し、造形から研磨、塗装、インサート加工までをワンストップで完結させる品質の高さは、業界でも随一です 。
2. オリックス・レンテック株式会社
【強み:2,500mmの超大型金属造形と純銅造形の先駆者】
オリックス・レンテックは、マルチベンダーとしての強みを活かし、世界最先端のAMソリューションを提供しています 。2026年現在の注目は、中国BLT社との提携による最大2,500mmの超大型金属造形です 。航空宇宙や重工業の部品一体化を可能にするこの技術は、製造コストと納期を劇的に削減します 。また、反射率の高い純銅を精密に造形できる「グリーンレーザー(GL)」搭載機も展開しており、EV化が進む自動車産業や半導体分野の熱管理ソリューションにおいて圧倒的な支持を得ています 。
- 公式URL: https://www.orixrentec.jp/3dprinter/
- 3Dプリント受託サービス(3D-Fabs): https://3dfabs.orixrentec.jp/
3. 株式会社J・3D
【強み:24時間365日稼働が実現する「金属AMの量産化」】
金属3Dプリントの受託造形において国内屈指の実績を持つのが株式会社J・3Dです 。ドイツEOS社のハイエンド機を複数台擁し、「24時間365日フル稼働体制」を構築することで、金属部品の短納期・低価格化を実現しました 。
チタン合金、アルミ、マルエージング鋼など多様な素材に対応し、特に3D冷却水管を内蔵した「高効率金型インサート」の製作では、成形サイクルの短縮に大きく貢献しています 。医療分野でのインプラント製造など、高度な品質管理が求められる領域でも高い信頼を誇ります 。
- 公式URL: https://j3d.co.jp/
4. 株式会社YOKOITO
【強み:樹脂AMの知の拠点。Formlabs認定プラチナパートナー】
株式会社YOKOITO(YAM)は、単なる出力サービスを超え、AMの社会実装を支援する「技術研究型」のプロフェッショナル集団です 。米Formlabs社の国内トップクラスの代理店であり、アジア初の認定サービスパートナーとして、装置の運用からメンテナンスまで深い知見を有しています 。
自社研究施設「YAMC」では、樹脂に特化したDfAM(AM最適化設計)の研究を進めており、設計段階からコスト削減と高性能化を提案 。教育機関や研究開発部門にとって、最も頼れる技術パートナーの一つです 。
- 公式URL: https://www.yam-kyoto.com/
5. ホッティポリマー株式会社
【強み:シリコーン・エラストマー造形の圧倒的な素材開発力】
ゴム・樹脂の専門メーカーであるホッティポリマーは、3Dプリントにおける「軟質素材」の活用で世界をリードしています 。自社開発のシリコーンゴム100%3Dプリンター「SILICOM(シリコム)」は、金型不要で柔軟なパーツを1個から造形可能です 。
2026年の最新技術として、0.3φの超微細な穴を造形できる光造形機「PRICOM」を発表し、医療用カテーテル等の精密試作を可能にしました 。足部スキャナー「ふっとコンシェル」と連動したオーダーメイドインソールなど、ヘルスケア分野でのデジタル製造も強力に推進しています 。
- 公式URL: https://www.hotty.co.jp/
6. 株式会社立体造形工房
【強み:1,000万色のフルカラー造形と高精度デジタルアーカイブ】
株式会社立体造形工房は、3Dスキャンからフルカラー出力まで、デジタル造形の全工程をワンストップで提供しています 。ミマキエンジニアリング製のフルカラープリンターによる1,000万色以上の色彩再現は、フィギュアや意匠設計、医療用モデルの製作に最適です 。また、高精度ハンディスキャナーを用いた「出張スキャン」にも対応しており、人物や重要文化財を0.05mmの解像度でデータ化します 。
- 公式URL: https://www.rittai3d.co.jp/
7. 株式会社カブク
【強み:AI即時見積りと世界規模の最適調達プラットフォーム】
株式会社カブクは、オンデマンド製造プラットフォーム「Kabuku Connect」を通じて、調達業務をデジタルで再定義しています 。3Dデータをアップロードするだけで、AIが形状を解析し最短5秒で見積りを算出 。
2025年後半に導入された「エコノミー版素材」は、従来比最大77.7%のコストダウンを実現しており、検証用のラフ試作を圧倒的な低価格で提供しています 。国内外の工場ネットワークを最適化し、品質・納期・価格のすべてにおいて「市場のベスト」をAIがマッチングする、DX時代の製造パートナーです 。
- 公式URL: https://www.kabuku.co.jp/
8. 富士ゴム化成株式会社
【強み:産業用ゴムの知見を活かした治具製作とリバースエンジニアリング】
富士ゴム化成は、長年培ったゴム加工のノウハウをAM技術に融合させています 。単に出力するだけでなく、材料の物性を知り尽くしたプロの視点から、設計上の不備(強度不足など)を事前に指摘し、最適な形状を提案するコンサルティング力に強みがあります 。
特に、量産現場の効率を改善する**「軽量な検査用治具」**の3Dプリント制作や、図面のない廃盤部品の現物からの復元(リバースエンジニアリング)を得意としています 。工場の維持管理や小ロット生産の現場において、極めて実効性の高いソリューションを提供しています 。
まとめ:2026年の3Dプリントサービス選び
- 大規模・量産検討なら: Bfull、オリックス・レンテック
- 金属部品の機能向上なら: J・3D
- 研究開発やDfAMなら: YOKOITO
- ゴム・シリコーン素材なら: ホッティポリマー、富士ゴム化成
- 意匠・スキャンなら: 立体造形工房




